匂いが「スー」っとする植物に、「ハッカ」がありますが、呼び方が違うだけで「ミント」と一緒なのです。
「ハッカ」は「ミント」の和名です。
和名って事は漢字があって「薄荷」と書きます。
葉の見た目も似ていて、一緒なのです。

ミントは総称です
「ミント」とは、シソ科ハッカ属の植物の総称ですね。
ミントは、大きく3つに分ける事ができます。
- スペアミント(spearmint)
- ジャパニーズミント(ニホンハッカ)(日本薄荷)
- ペパーミント(洋種ハッカ)(peppermint)
そして「ハッカ」は、シソ科のハッカ属でペパーミントとジャパニーズミントを指します。
各国のミントの呼び方が違います。
日本語 | ハッカ(薄荷) |
英語 | Mint(ミント) |
イタリア | Menta |
フランス | Menthe |
ラテン語 | Mentha(メンタ) |
独 | Minze |
オランダ | Munt |
CHINA | 番荷菜(薄荷) |
主成分メントールの効果
主成分のメントールの効果として、清涼感が感じられます。
皮膚に塗ると「冷たく感じた」経験はありますか?
冷たく感じるのは、実際には皮膚の温度が下がったわけではないのです。
メントール配合
塗ったら冷たく感じるのですが、塗った部分の皮膚の温度が下がったわけではないのです。
冷たく感じるのは、皮膚の「TRPM8」と呼ばれるセプレターを介して脳に刺激が伝わる為なのです。
私が信頼でき愛用してる、かゆみ止めの「ムヒアルファーEX」にもLメントールが3.5g配合されてます。

私は「ムヒ」を持ち歩いてます
各ミントの特徴
基本的に同じと書きましたが、微妙な違い・用途を説明します。
スペアミント
スペアミントの主成分は「カルボン(L‐Carvone)」です。
柑橘の川に含まれてる「リモネン」も2番目の主成分となってて、ペパーミントとは主成分が違うのです。
外国のアメリカ・ヨーロッパなどでは、料理に使用されますが、日本では「オーラルケア製品」に利用される事が多いのです。
特徴は、繁殖力が強くミスを与えるだけで成長するので、料理などに使われる機会が多いのです。
ジャパニーズミント(ニホンハッカ)

ジャパニーズミントは、清涼感が強くメントールの含有量が高いのです。
世界的な産地であった、北海道の北見市です。
北見に因んだ品種も多くあるのです。
- 北見しろけ(白毛)…学名:Mentha arvensis L. var.piperascens Malinv.
- あかまる(赤圓)…学名:Mentha arvensis L. var.piperascens Malinv. AKAMARU
- ほくしん(北進)…学名:Mentha arvensis L. var.piperascens Malinv.
- さんび(三美)…学名:Mentha arvensis L. var.piperascens Malinv.
- まんよう(萬葉)…学名:Mentha arvensis L. var.piperascens Malinv.
- すずかぜ(涼風)北交2号…学名:Mentha arvensis L. var.piperascens Malinv.
- おおば…学名:Mentha arvensis L. var.piperascens Malinv. OOBA
- はくび(博美)…学名:Mentha arvensis L. var.piperascens Malinv.
- ほうよう(芳葉)北交8号…学名:Mentha arvensis L. var.piperascens Malinv.
- りょくび(緑美)…学名:Mentha arvensis L. var.piperascens Malinv.
- 北交10号…学名:Mentha arvensis L. var.piperascens Malinv.
- あやなみ 北交12号…学名:Mentha arvensis L. var.piperascens Malinv.
それは1970年以前までは日本の、ジャパニーズミントは世界で70%のシェアがありました。
しかし1971年以降、「ハッカ輸入自由化」によって、安価な海外のハッカが輸入されるようになって「日本のハッカ産業」は衰退してしまったのです。
ペパーミント
和名で「セイヨウハッカ」「コショウハッカ」と呼ばれ、お菓子・紅茶・ハーブティーなどに利用される事が多いのです。
原産地は?
- アメリカ
- インド
- ヨーロッパ
- ロシア
- 地中海沿岸
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