新型コロナウイルスの影響で、ぼろ儲けする会社と閉鎖に追い込まれる会社は「天と地」の差があります。
三菱自動車は、業績悪化を受け、RVブームの先駆けとなってた「パジェロ」の生産工場を2021年6月末までに停止し閉鎖してしまう事を公表してます。
三菱自動車の加藤隆雄最高経営責任者は、リーマンショックよりもい大きな危機だと認識してると述べています。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響
新型コロナウイルスの、感染拡大の影響はおおきいのです。
新型コロナウイルスの感染拡大で、深刻化してる販売数の落ち込みによるものです。
その為、国内工場の閉鎖に追い込まれてしまったのです。
固定費の削減で業績回復を!と言う考えですが、立て直しへの道筋は見通せなかったのです。
雇用・地方経済に与える影響に懸念が広がってます。
パジェロ製造
パジェロ製造は、一世を風靡した「SUV」「パジェロ」の基幹工場です。
三菱自は工場閉鎖など構造改革に伴う人員削減規模を明らかにしていないのですが、人件費などで15%の削減を目指しているのです。
三菱自の加藤隆雄最高経営責任者は「地元に迷惑を掛けない形で進めたい」と強調してます。
それと、岐阜県の雇用に打撃を与えないように、工場閉鎖を進める姿勢を公表してます。
もっとも三菱自は、エンジンなどを製造してる京都府の「京都製作所」に関しても「古いエンジンは終了せざるを得ない」と将来的な生産態勢の縮小を示唆しました。
裾野が広い自動車産業は地方経済を雇用や税収面で支えているのです。
「大手でこのような動きが出ると、地方創生の観点から大きな痛手」
と不安の声は大きいし強いのです。
新型コロナウイルスの影響で、自動車市場が低迷する中、三菱自の苦境は際立っています。

三菱だけでは、ないのですが・・・・・
中期計画では、工場閉鎖や欧州での新車販売凍結など構造改革により、営業損益を2021年度に黒字化させる目標がありますが・・・・
新型コロナの影響を今年度のみと見通すなど、社内からも「見通しが甘過ぎる」との批判の声が出ているのです。
自動車業界の、業績回復への道筋はいまだ不透明です。
三菱自動車は東南アジア以外では稼げてない

このように国内は、見ての通り駄目ですね。

しかし、不思議と東南アジアでは好調なのです。
東南アジア向けの商品を、他の新興国にも展開するのです。
オーストラリアや南米、中東などを「第2の柱」と位置づけ、シェア拡大を狙う考えですね。
三菱自動車の東南アジア戦略の成否は、3社連合の成長にも影響しそうです。

3社は2020年5月末、得意とする地域や技術ごとに1社を「リーダー」とし、その分野を主導する体制を明確化すると公表してます。
三菱自は、東南アジア市場を任されたのです。
例えば生産面では、日産自動車がインドネシアで工場を閉鎖する代わりに、三菱自に乗用車の生産を委託するのです。
フィリピンでも三菱自動車が、日産車の生産を請け負う見通しなのです。

ただ、先行きを懸念する声もあるのです
「不採算の北米事業にほぼ触れないなど、中計として踏み込み不足だ」
東海東京調査センターの杉浦誠司・シニアアナリスト
こう指摘してます。
東南アジアへの注力には理解を示してるのですが、PHVの価格の高さなどを不安要素とみているのです。
東南アジアへの一極集中は、大きな賭けでもあると言えるでしょう。
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