フグの毒は大変危険です。
フグによる食中毒について、正しい知識を持ちましょう
フグによる食中毒は、フグの体内に含まれてるテトロドトキシン(TTX)が主な原因です。
日本は毎年、フグによる食中毒が発生してます。
フグの毒で、死亡例も報告されています。
このために、法律によって食べることができるフグの種類・部位、漁獲海域を定められてます。
日本国内では、都道府県知事が認めた専門のフグ処理者によって調理されたフグが、お客様に提供されているのです。

残念な事に毎年、フグの素人調理・肝臓等の有毒部位の喫食によって、毎年、フグ毒による食中毒が発生しているのです。
フグの安全に関する情報を、紹介しています。
フグの毒による食中毒について、正しい知識を持つべきなのです。
Contents
肝臓等のフグの有毒部位の販売・提供は食品衛生法によって禁止されてる
食品衛生法により、販売や提供は禁止されています。
危険なので止めましょう。
食べることが可能なフグの種類・部位等とは?
日本政府では、通知において、食べることができるフグの種類、その部位等を定められてます。
日本政府が定めたフグの種類、部位以外のものの販売、提供等は食品衛生法で禁止されています。
これに違反した人の場合、3年以下の懲役又は300万円(法人の場合は1億円)以下の罰金が科せられます。
毎年、死亡事例を含む食中毒が発生している原因は、日本政府が定めたフグの種類・部位以外のものを食べてしまってる事です。
何度も言いますが、フグの毒は、塩もみ・水にさらす、加熱などの調理では、無毒化されないのです。
フグを取り扱うには?

フグの取扱者や施設に関する要件は、都道府県の条例等により定められています。
その詳細は、近所の保健所に問い合わせてみましょう。
フグの肝臓は有毒部位です
フグの肝臓は有毒部位で、フグの種類・天然や養殖に関わらず、その販売や提供は面倒な事ですが、食品衛生法により禁止されているのです。
フグを釣った場合
釣りをされる皆様へ注意です。
釣りをする人が、自分で釣ったフグを自分で調理したことによる食中毒になります。
また、知人からフグを譲り受けたフグを食べてしまって食中毒事例が毎年発生しているのです。
自分で釣ったフグ・知人から譲り受けたフグの調理は絶対に止めて下さい。
フグ毒による食中毒を予防する
自分で釣ったフグ・貰ったフグが原因で、重症・死亡事例が発生してます。
- フグを自ら調理する事は、非常に危険
- 釣ったフグの処理は、フグ料理の資格を持つ専門の方に依頼する
- 依頼できないなら食べない
- 人に、フグを譲らない
フグの正しい知識
上記でも触れましたが、フグの毒は、塩もみ・水にさらすなどで、無毒化されません。
フグの有毒部位を食べてしまったら?
フグの有毒部位を食べてしまったら、どうなるのでしょうか?
- 食後20分~約3時間で、痺れ・麻痺症状が出る
- 麻痺症状は、口唇から四肢など全身に広がります
- 重症の場合は、呼吸困難で死亡する事もあります
フグの衛生対策
現在、フグの取扱いにあたっては、通知によって、統一された基準での衛生対策が行われています。
自然毒のリスクプロファイル
動植物の中には体内に毒成分・自然毒を持つものが数多く知られている。
毒成分は、一般的には常成分です。
しかし、成育の特定の時期にのみ、毒を産生する場合や、食物連鎖を通じ、餌から毒を蓄積する場合もあるのです。
この自然毒を含む動植物による食中毒は、細菌性食中毒と比べると件数、患者数はそれほど多くありません。
しかしながら、フグ毒・キノコ毒は致命率の高いものがあるので食品衛生上きわめて重要であるとされてるのです。
動物性自然毒
陸上にもヘビ・ハチ・サソリなどの有毒動物が生息してます。
毎年、咬まれたり刺されたりする被害は多いと報告されてます。
でも、陸上の有毒動物を食品として摂取しても、食中毒が引き起こされることは無いとされてます。
食中毒に関係する動物性自然毒は、すべて魚貝類由来であると考えてよいとされてます。
魚貝類の毒性を、簡単な表にしました。
フグ毒 | フグ類 |
シガテラ毒 | シガテラ毒魚(ドクウツボ、オニカマス、バラハタ、バラフエダイなど) |
パリトキシンおよび関連毒 | アオブダイ、ハコフグ |
異常脂質 | アブラボウズ、アブラソコムツ、バラムツ |
ビタミンA | イシナギ |
血清毒 | ウナギ類 |
胆のう毒 | コイ類 |
卵巣毒 | ナガズカ |
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