【千手観音の真言の効果】オシドリ尾羽を使用した千手千眼合薬経法

密教

千手観音とは、千手観音菩薩の事です。

正式には「千手千眼観世音菩薩」 と言います。

真言は「オン バサラタラマ キリーク」

仏教において、信仰対象の菩薩の一尊です。

そしてインドでヒンズー教の影響を受けて成立した、観音菩薩の千の手の化身とされてます。

千手観音菩薩
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千手観音の右手の持ち物

  • 胡瓶
  • 宝箭
  • 金剛杵
  • 宝篋
  • 宝鏡
  • 施無畏手
  • 紫蓮華
  • 蒲桃
  • 宝印
  • 宝経
  • 宝珠
  • 月輪
  • 楊枝
  • 青蓮華
  • 三鈷杵
  • 化仏
  • 錫杖
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千手観音の左手の持ち物

  • 宝戟
  • 澡瓶
  • 宝弓
  • 宝剣
  • 宝鉤
  • 五色雲
  • 宮殿
  • 傍牌
  • 紅蓮華
  • 髑髏杖
  • 玉環
  • 宝螺
  • 宝輪
  • 日輪
  • 羂索
  • 払子
  • 白蓮華
  • 宝鐸
  • 化仏
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死ぬまで歓喜しお互いに愛し敬うように

様々な菩薩がいらっしゃいます。

古来から最も人気が高かったのが、観音菩薩です。

mojalaki
mojalaki

観音様には、数多くの変化身があります。

そのうちの一尊である千手千眼観音を、本尊として行う夫婦和合の法を千手千眼合薬経法と言います。

またの名を、千手愛法とも言います。

この観音様は千本の、手の掌の中に1個ずつ、計1000個の目を持ってます。

その為に千手千眼と言うのです。

一般的に千手観音と、略称される事が多いのです。

この手と眼であらゆる世界を見渡して、あらゆる衆生を救い上げるのです。

法の名は雑密経典の「千手千眼観世音菩薩治病合薬経」に基づいてます。

治病合薬がタイトルになってる事からも分かるように、鬼神の祟りによる病・毒虫・青蛇などを用いた呪詛による病など、諸病に対する呪術的治療法を説くことが、この経の眼目なのです。

夫婦和合の法も、説かれているのです。

もし夫婦があって、水と火のように反目しあってるなら、オシドリの尾羽を取り、千手千眼観音像の前で陀羅尼を1008回唱えたうち、それを身につけるとよい。そうすれば、死ぬまで歓喜して互いに愛し合い敬いあうようになる。

夫婦和合の法

陀羅尼と言うのは、長文にわたる呪文の事です。

一般に、短い呪文を真言、長い呪文を陀羅尼と言います。

これには厳密なルールがあるわけではありません。

仏教の呪文の事を、真言陀羅尼と言うのだと考えても良いでしょう。

真言陀羅尼は、神呪・呪(じゅ)・明(みょう)とも言います。

密教経典の多くは、この真言陀羅尼の功徳を説く為の物と、言っても良いのです。

仏菩薩や天部には、みなそれぞれの真言陀羅尼があります。

その神呪には、それぞれの神仏の働きに応じた効験があるのです。

もちろん千手観音にも貢献があり、大悲心陀羅尼とも大悲呪とも呼ばれてます。

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千手千眼観自在菩薩広大円満無礙(碍)大悲心陀羅尼

千手千眼観自在菩薩広大円満無礙(碍)大悲心陀羅尼

長すぎるので紹介しきれませんが、千手観音の偉大な働きを説いたものです。

私は暗記はしてます。

とにかく長い陀羅尼です。

観音経よりは簡単に覚えれますよ。

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夫妻の名前を書いた雌雄の尾羽を包む

オシドリの尾羽

千手愛法は日本でも実際に用いられたのです。

天台宗・真言宗の阿闍梨多たちの口伝・秘宝を集めた事相書のあちこちに、この法が説かれています。

その作法には先に読んだ「合薬経」に説かれる法とは異なる秘伝が含まれてるのです。

鎌倉時代初期の真言僧・栄念の「師口」に基づいて説明していきます。

まず、生きてる1つがいの雌雄のオシドリの尾羽を抜き取ります。

雄の尾羽の裏側に夫の姓名、雌の尾羽の裏側に妻の姓名を共に朱砂を用いて書きます。

書いたら門司の面を合わせるようにして、両方の羽の本のほうを糸で結んで神に包んで上下をひねります。

修法を行う護摩壇の鈴の左、行者の右側に置きます。

準備が整ったら行者はまず仏眼仏母の真言と大日如来の真言を唱えます。

次に本尊の千手観音と一体になって大悲呪を50回唱えながら尾羽の包みを加持します。

加持の時は手に、三鈷杵を執って行うのです。

更に行者は、夫婦和合を成就するために敬愛法の護摩を修するのだけど敬愛炉に投じて燃やす加持物のは赤米を用います。

赤は愛法の色なので、この法に限らず、愛にまつわる呪法で多用されます。

修法の際に、この赤米をオシドリの尾と観想するのが「究境秘事」だと師口は述べてます。

加持を終えたら尾羽の包みを別紙でさらに包みます。

これを施主の元に送り届けて、施主の妻の首にかけさせるのです。

施主が妻なら、夫の首にかけてもらいます。

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別の口伝【秘秒問答】

この時に結ぶ千手観音の根本印は金剛合掌して中指を合わせます。

人差し指と薬指は開いて立てるのですが、真言教学史上、屈指の学匠と称えられた頼楡の「秘秒問答」によると?

この法では、薬指と人差し指を交えて、男女の敬愛の姿だと観じると言うのです。

また、本尊にお供えする団子に関する秘事もあります。

この団子がオシドリの尾に変じ、本尊の口から入って蓮華台に至って無量の蓮華となるのです。

その蓮華が虚空にあまねき法界の諸仏諸菩薩を供養したのち、この世界に還り男女の間の障害物の一切を削除して、一体和合の心をお互いに起こすと観じるのです。

「秘秒問答」によれば、崇徳天皇と中宮の皇嘉門院・藤原聖子が不仲になった時、法務御坊がこの千手愛法を行ったのです。

その為、効果は絶大なのです。

千光寺の千手観音様は、力が強く皆に親しまれてます。

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